Kill Rock Stars ショーケース (Deerhoof, Xiu Xiu, Mika Miko, Panther) 2008/6/14 @ Liquid Room
「Kill Rock Starsの日本初となるショーケースライブが実現!! 」
Kill Rock Stars ショーケース (Deerhoof, Xiu Xiu, Mika Miko, Panther) 2008/6/14 @ Liquid Room
"Kill Rock Stars"-1991年にSlim Moonによって設立されたワシントン州オリンピア発の孤高のインディペンデントレーベル。「Bikini Kill =ライオットガール」という分かりやすいキーワードで紹介されることが多いが、非常に多彩な顔ぶれのアーティストを抱えるレーベルである。個人的には90年代のElliott Smithの歴史的名盤2作がこのレーベルからリリースされたこともあり、非常に思い入れが強い。そのKill Rock Starsの日本初となるショーケースライブが実現!! Deerhoof、Xiu Xiu、Mika Miko、Pantherという楽しみな顔ぶれの4バンドを観てきました。
Panther
まずPantherが定刻きっかりに登場。打ち込み交えた生ドラムにギターという構成の2人組。ドラムのジョーが以前に在籍していた31 Knotsを想起させる"Beautiful Condo"などがかっこいい。時折ギターを持つボーカルのチャーリーの変態的な動きに周りから「かわい~」と声が上がる(笑)。いかにも5RCリリースが似合う、この二人組に今後も注目したい。31 KnotsやRatataなどが好きな人は聴いてみるといいかも。
Mika Miko
続いて物販のサングラスも大人気で売れまくりだったMika Mikoが登場!! ニューヨークで彼女達を観た衝撃は約2年前。あれからどんな風になったのか楽しみだったが、学園祭から飛び出したような雰囲気そのままにバンドの疾走感はさらに増している。よくヘタウマと言われるバンドだが、この日も前のめり気味に突っ走りまくり。ジェニファー最高。満員のオーディエンスを前に少しナーバスな感じもしたが、最高にクールな"Business Cats"や"Jogging Song (He's Your Mr. Right)"といったトラックは素晴らしすぎ。来年リリース予定となっているアルバムが今から楽しみである。
Xiu Xiu
個人的にこの日一番楽しみだったバンドである。ん~、実験的でアート色の濃い世界にジェイミー・スチュアートのボーカルが非常によくマッチしており、この世界観はこのバンドならでは。噂に聞いていたものの、生で観るジェイミーという男は本当に雰囲気があり、問答無用で惹き付けられる魅力がある。先日リリースされたアルバム"Women As Lovers"はDeerhoofの面々が深く関わっており、グレッグも私の隣で彼らの演奏に見入っていた。Xiu Xiuがフジロックとか出て、夜空の下で観れたらもっとよさそう。想像しただけで凄そうだ。
Deerhoof
トリはまさに今のKill Rock
Starsを代表するバンドとなったDeerhoof。今回エド・ロドリゲスを加え4人編成になった(4人編成に戻った)こと、新作リリースも控えることなどから非常に注目が集まる。"Dummy Discards A Heart"でXiu Xiuの世界観から一気にDeerhoofの世界へ持って行かれる。"Flower"もそうだが、やはり"AppleO'"収録曲はどれもライブ映えする。グレッグのドラムは相変わらず超絶。個人的には3人時代の音の空間が好きだったので最初は戸惑ってしまったが、やはりDeerhoofは唯一無二の存在。KillRock Stars一筋であり、まさに今日のようなショーケースの締めくくるに相応しいバンドであった。
Kill Rock Starsのようなインディペンデントレーベルのショーケースがまさか日本で行われるとは思わなかったが、非常に価値のある試みだったと思う。それはこの日集まったオーディエンスの数からも明らかであった。DIY的に繋がり広がっていくUSインディーの魅力が日本に風通しよく伝われば、もっとシーンは面白くなると思う。Kill Rock Starsのように地道に活動するレーベルと、そんなレーベルと強い信頼関係で結ばれるアーティストの活動に今後も期待したい。
TEXT:おでん刑事
<関連LINK>
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