『僕らのライブは観客も含めてセレブレーション“祝う場”であってほしかったんだ。』

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イギリスは学生の街、オックスフォード発の5ピースバンド、Foals。初来日となった今回名古屋・大阪・東京の3都市を横断。その個性的かつエネルギッシュなパフォーマンスは物凄いものでした。そして今回、バンドのヴァーカリスト、ヤニス・フィリッパケスに日本のことライブの楽しさ、曲作りなどFoalsに纏わることを語ってもらいました。ライブ中の激しさとは打って変わって実はとてもシャイで、かつクレヴァーな彼の姿が印象的でした。

INTERVIEW:tani(PGS LIVE!)
PHOTO:栗原ちひろ(PGS LIVE!)

―先日のライブお疲れ様でした。リキッドルームでのライブを見させて頂いたのですが物凄いエネルギーを感じました。Foalsの作り出すグルーヴやリズム感で会場が爆発を起こしそうな、そんなエネルギーを感じました。実際に日本でのライブを終えた感想を教えてください。

ヤニス:凄く楽しかったよ。東京での演奏は楽しみにしていたからね。ジミー(ギター)が足を骨折して座ったまま演奏する事になって、どうなることかって不安に思ったいたけど観客がそん事お構い無しに盛り上がってくれたからね。あんなに楽しいライブは久しぶりだったよ。

―ちなみにジミーは日本で骨折したんですか?

ヤニス:そう!日本でだよ。それもバスタブの中で転んでしまって・・・。でもバンドに負傷はつき物だし別に驚く事ではないかな。

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―今回初来日となりましたが日本に来てみた感想は?

ヤニス:最高!自分が想像していたのとは全然違ったね。もちろん日本に行ったことのあるバンドから色々話は聞いていたけど、それとも全く違うかな。凄く楽しいよ。来る前にはカルチャーショックを受けるかと思っていたけど、自然に居られるのがいいよね。明日残念ながらイギリスに帰らなきゃいけないんだけどまたフジロックで日本に戻ってくるしね。それを楽しみしてるよ。

―ライブの話の続きですが、メンバーが輪になってお互い向かい合って演奏していますけど、それには何か意味がありますか?

ヤニス:練習の時も向き合って演奏する形態でやるから、ステージに出るときも自然とああなるんだよ。実はこのバンドは元々ハウス・パーティーで演奏するバンドだったんだ。もちろん家の中だからステージもないし、言ってしまえばどこまでが観客で、どこまでがパフォーマーなのか、そういう境界線も無いからね。実際にちゃんとしたステージに立つことになってもこのスタイルを変える必要は無いと思ったんだ。僕らのバンドはみんな同じレベルに立っているから、誰かがフロントマンでメンバーは演奏するというように分けるのはとても不自然なことだと思うんだ、観客も含めてライブはセレブレーション“祝う場”であってほしかったんだ。だから「僕らはバンド、君たちは観客。それで僕らの演奏を聴かせるぞ」っていうのは嫌だったんだ。

―3月にアルバム「Antidotes」が発売されましたが全英チャート3位という快挙を成し遂げたわけですがご自身で実感はありますか?

ヤニス:もちろん嬉しかったし驚いたよ!僕たちの作品がこれだけの多くの人に楽しんでもらえたわけだし。僕らの目的の1つはまさにそれで、そう、万人に愛してもらえるようなそんアルバムにしたかったんだ。でも同時にセールス面を気にして売れる物にしようという作品にするつもりは最初から無かったよ。僕らは商業的な成功に興味が無いんだ。こういうチャートポジションが良かったとかは考えないようにしているよ。というのは考えすぎてしまうとそれに囚われて、プレッシャーとなり音楽事態を楽しめなくなってしまうからね。

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―色々な音楽要素がこのアルバムには含まれていますよね。それをポップに纏め上げているアルバムになっていますね。曲作りといのはどの様な流れで行っていますか?

ヤニス:ただ単に曲を書くだけだよ。僕らの音楽は直感で作っているんだ。大体はギターから曲をスタートさせてそれを5人で膨らませていく。僕たちの音楽は自らの感情を反映させたもの、自分たちが大好きで聴いている音楽を反映させたものなんだ。できるだけあらゆる音楽を聴くようにしているし、それが自分たちの曲に現れていると思うんだ。

―具体的に影響を受けたアーティストはいますか?最近お気に入りのアーティストはいますか?

ヤニス:PUBLIC IMAGE、Talking Heads、最近ではLiars 、TV on the Radio、子供の時はポストロックが好きで聴いてきたし、最近ではアフロビートやテクノ、その辺も吸収しているよ。

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―なるほど。幅広いですね。色々な音楽を聴いているよですが逆に自分が音楽に目覚めたきっかけは何だったのでしょう?

ヤニス:メンバーみんなが音楽的な家庭に育ったから音楽は常に周りにあったし僕も小さい時から音楽CDを買ったりしていたんだ。僕の父はギリシャで楽器を作っていた人なんだ。だから音楽は僕にとって自然なものだったんだ。まあ、具体的なバンドを挙げるとしたらNIRVANAかな。彼らを見て「ああ、誰でも音楽をやっていいだ」と思ったんだ。

―ジャケットのアートワークについて聞きたいのですが、これは一貫してあなたたちの友人が手がけているんですよね?

ヤニス:ティンヘッドというニックネームの友人なんだけとジャック(ドラム)とウォルター(ベース)がアートスクールに行ってた時からの友人なんだ。でも残念ながらティンヘッドは才能があるのに彼が受験したアートスクール全てに入学を断られてしまって。彼はオックスフォードでごみを拾って、そこからアートを造っていた人なんだ。彼が作るものは僕らのイメージにぴったりだと思うし、彼の絵を気に入ったからね。だから彼が僕らのアートワークを手がけることになったもの自然なことなんだよね。そして僕らは今後もこういった仕事をしていきたい。つまり僕らは家族のような存在同士でいろいろ作り上げていきたんだ。僕はあまり人を信用しないんだよね。だから自分の周りに才能がある人にはチャンスを与えたいと思ううんだ。ティンヘッドはかなりクレイジーだよ。彼の弟はボクサーなんだ。面白い家庭に育ったやつなんだよ。

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―やはり気になるのはプロモーションビデオなんですが、かなり独特ですよね。それはいつもメンバーがアイデアを出して作っているのですか?

ヤニス:ビデオも同じ感じで、デイブ・マーズというカバブを売っているレストランの人に依頼したんだ。つまりビデオなんて作ってもらったこともない、そんな彼に作ってもらおうかなと思ったんだ。デイブに自分たちの歌詞について話をしてそれを視覚的に表現したらどうなるかというのをビデオで表現しているんだ。それに僕らはビデオでも何でも思いっきり楽しみたいんだ。12歳の子にビデオを作れといったらどんなものを作るかな?と想像しながら作るんだ。だからこそカラスが出てきたりハートが出てきたりするんだ。1920年代のダンスが出てきたりといった面白い要素がたくさん出てくるんだ。

―『Cassius』に出てくる生肉はぶら下がっていますけど、それも今話してくれたものの一種ですか?

ヤニス:そうだね。生肉はハートなんだ。歌詞の中に心臓に風が吹きやれるという内容があるんだけど、それを表現するために豚や牛の心臓を取り出して風に靡かせているんだ。

―色々なプロモーションビデオの中で個人的に一番面白いのが『Hummer』だなと思うのですがその中の踊りはヤニスが考え出したのですか?

ヤニス:あれをダンスを呼んでいいのかわからないけど、僕が考えだしたんだよ。実は学生時代に、コテンポラリーダンスをやっていたんだ。でもそれを習っているのが女の子ばっかりで恥ずかしくなって辞めたんだ。でも踊ることは好きだし楽しかったから何かしらの形で生かしていきたいなと思って入れ込んだんだ。

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―ちなみに日本のクラブイベントで『Hummer』がかかると、みんなあなたの真似をするんですよ。(笑)

ヤニス:それは面白いね!(笑)クールだよ!

―次の作品への曲作りへはもう動いているのですか?

ヤニス:そうだね。「Antidotes」を完成させてすぐに次のアルバムのことを考えたよ。っていうのは集中力がないから常に新しい事をやりたいという衝動に駆られるんだ。今はツアー中だけど曲も書いているんだ。でもツアーだとじっくりと腰を据えて専念できないから、ツアーが終わって地元に帰ってら次のアルバムを作ろうと思ってる。今回の作品とはかなり違ったものになると思うよ。

―ありがとうございます。日本に来てどこかに行きましたか?

ヤニス:そんなに見れてないんだよね。ツアーの残念な所は、行ったことの無い国や町に行くことは出来てもゆっくり見ることが出来ないんだよね。今回は名古屋、大阪にも行ったし東京にも数日滞在していたからいくつかの場所は見たよ。フジロックで次に来日するときは数日前に日本に来て田舎のほうに行ってみたいなと思っているんだ。

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―なるほど。今年のフジロックフェスティヴァルの出演が決まったわけですが、楽しみですか?

ヤニス:フェスは好きだし楽しみだよ。フジロックはいいフェスだって他のバンドが言っていたし。確かMystery Jetsも同じ日だから一緒につるむのも楽しみだよ。今回より更にいいステージをみんなに見せたいと思っているよ。

―僕もフジロック見に行くので楽しみにしています。では、最後にファンに向けてメッセージをどうぞ!

ヤニス:みんなどうもありがとう!今回の来日は楽しかったよ。沢山のプレゼントももらったしショウに足を運んでくれた人達にも感謝の気持ちを伝えたいよ。次回、来日する際にまたみんなに会えることを楽しみにしているよ!それから学校はやめるなよ!(笑)

―あはは!(笑)。今日はありがとうございました。



今回ヤニスのサイン色紙2枚を頂きました。

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プレゼント応募はPGS会員の方優先とさせていただきます。
(応募と同時に会員になるのも可)
尚、当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。ご希望の方は住所・氏名・電話番号・希望商品(Foalsサイン色紙)を明記の上、下記応募フォームよりご応募下さい。締め切りは2008年6月20日まで。PGSへのリクエスト等ございましたら合わせてご記入下さい。
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<DISC>
『踊れるロックの決定版!全英アルバム・チャートTOP3!異色の知的バンド、Foalsのニューアルバム、Antidotesをリリース!』

Foals /『Antidotes』

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レーベル:ワーナーミュージックジャパン
品番: WPCR12852
販売価格:¥1,980(tax in)
発売日:2008年03月26日発売

TRACKLIST:
1 French Open
2 Cassius
3 Red Socks Pugie
4 Olympic Airways
5 Electric Bloom
6 Balloons
7 Heavy Water
8 Two Steps Twice
9 Big Big Love (Fig 2)
10 Like Swimming
11 Tron
12 Hummer*
13 Mathletics*
14 Brazil Is Here*
*日本盤ボーナストラック



<関連LINK>
⇒Foalsオフィシャルサイト
⇒Foals myspace
⇒ワーナー・ミュージック・ジャパンサイト
⇒Foals ライブレポート

Posted by やわ夫 at 2008-05-19 17:44