「今夜はフジやブドーカンの時よりもファッキン・ビッグで長いショウになるぜ!」
最新アルバム『ECHOES,SILENCE,PATIENCE&GRACE』が2部門でグラミー賞を受賞、今やアメリカを代表するロックバンドとなったフー・ファイターズ待望の来日公演が、4/13幕張メッセを皮切りにスタートした。

今回のツアーでは新人バンド、ハイファイ・ハンドグレネイズが前座を努めているのだが、そのハイファイが約40分ほどのステージで会場を温め終えると大掛かりなセットチェンジが始まり、その間に会場はすし詰め状態に。前回の来日公演では武道館をはじめホールがメインのツアーだったが、今回はFFに最もふさわしいオールスタンディング会場でのギグという事で、オーディエンスの気合の入りようもハンパない。

19時を少し過ぎた頃会場が暗転、ステージに次々と人影が見える。
メンバー4人の他にサポートミュージシャンもオープニングからスタンバイし、その中には元メンバーである盟友パット・スメアの姿も。ステージ左端で長身にギターを構える姿は懐かしくもあり、ひときわ存在感を放っている。
登場からすぐにステージを歩き回り会場を煽るデイヴ。伸び放題の長髪と髭、そして以前よりだいぶ体の線も細くなっていて、視線を集める姿はまるでキリストのようだ。
クリス(Gt)が最新作からのナンバー“レット・イット・ダイ”のイントロを奏ではじめ、大歓声に沸くオーディエンスに「Are you ready!?」と叫ぶと、ついにギグがスタート。
メインステージ中央から客席に向かい設置された花道を行き来しつつ、初っ端からハイテンションのデイヴに応えるかのように会場の盛り上がりも凄まじい。デイヴ&オーディエンスで曲のラストフレーズ「レリッダ~~~~イ!!!」を叫びきると、最新アルバムに先駆け発表された大ヒット・シングルで日本での演奏はこのツアーが初となる“プリテンダー”に突入、さらに会場の温度を上げていく。
この後サポートメンバーは一旦下がり“タイムズ・ライク・ジーズ”、“ブレイクアウト”とアッパーなナンバーをたたみかけ、デイヴが「今夜はフジやブドーカンの時よりもファッキン・ビッグで長いショウになるぜ!」と宣言すると会場は一気に最高潮モードに。“ラーン・トゥ・フライ”ではいたるところでモッシュやダイブが起こっていた。
“チア・アップ、ボーイズ”から1stアルバムの曲“ディス・イズ・ア・コール”で昔からのファンをも喜ばせつつ、そのままジャム・セッションへ。ジミー・ペイジばりのギタープレイをたっぷりと見せつけた後、“スタックド・アクターズ”ではテイラー(Dr)の超速ドラムソロを挟み怒涛の前半が終了。

デイヴがギターをアコースティックに持ち替えサポートメンバーが再登場すると、改めてパット・スメアを紹介しつつ“スキン・アンド・ボーンズ”でアコースティック・タイムが始まる。
ニルヴァーナ時代の唯一のデイヴの作品“マリーゴールド”、そしてカートの事をテーマにしたといわれる名曲“マイ・ヒーロー”はオリジナル音源を超える程素晴らしいアレンジで、前半とはうって変わってオーディエンスもじっくりと聴き入っていた。
その後のメンバー紹介では「メンバーで唯一胸毛がある男」とネイト(Ba)をイジってみたり、サポートメンバーのソロと笑いを交えた紹介で一気に和やかなムードに。
テイラーとの掛け合いトークの後、彼のボーカル作品“コールド・デイ”と新曲“バット、オネストリー”を終え、再びエレクトリック・ギターへ持ち替えたデイヴの弾き語りスタイルで“エヴァーロング”が披露される。
曲の終わりに他メンバーが加わりバンドセットへ戻ると、デイヴが再び会場を煽り、“モンキーレンチ”から“オール・マイ・ライフ”とヒット・ナンバーを惜しげもなく連発。一気にヒートアップするオーディエンスを思う存分大暴れさせ、あっという間の本編セットが締めくくられた。

アンコールで再登場すると「もう1曲聴きたいか?もう2曲?」とMCを始め、
「この中にフー・ファイターズの初来日を観に来たやつは何人いる?」、(手を上げるファンに)「お前ウソだろ、若すぎる(笑)」、「あの時はショウの前に飲んだユン〇ルのせいでクレイジーになっちまった」と笑いを誘いつつ、サポートのジェシー(弦,Cho)を紹介し美しいコーラスで“ビッグ・ミー”を聴かせる。
最新シングルの“ロング・ロード・トゥ・ルイン”へと続き、「今日は来てくれてありがとう!おかげでこんなにビッグなショウをここでやる事が出来た、次に来る時もここにいる全員にまた会えるのを楽しみにしているよ!」と挨拶した後、ラスト・ナンバーの“ベスト・オブ・ユー”へ。
もはやこのバンドのアンセム・ナンバーと化したこの曲、ブリッジ部分の「オォ~オ~オ~×4」の部分は鳥肌が立つほどの大合唱で、まさに会場とFFが一体になった瞬間だった。

宣言通り2時間たっぷりと楽しませてくれたツアー初日。さまざまなスタイルで披露される曲を聴きながら、もう“元ニルヴァーナのメンバー”の肩書きは必要ないほどに成長したデイヴと、このバンドの偉大さをつくづく実感出来た最高の一夜になった。


-SET LIST-
1、レット・イット・ダイ
2、プリテンダー
3、タイムズ・ライク・ジーズ
4、ブレイクアウト
5、ラーン・トゥ・フライ
6、チア・アップ、ボーイズ(ユア・メイクアップ・イズ・ランニング)
7、ディス・イズ・ア・コール
8、スタックド・アクターズ
9、スキン・アンド・ボーンズ
10、マリーゴールド
11、マイ・ヒーロー
12、コールド・デイ
13、バット、オネストリー
14、エヴァーロング
15、モンキーレンチ
16、オール・マイ・ライフ
-ENCORE-
17、ビッグ・ミー
18、ロング・ロード・トゥ・ルイン
19、ベスト・オブ・ユー

<DISC>
前作から2年、ネクスト・レベルへ到達した傑作誕生!

FOO FIGHTERS / 『ECHOES,SILENCE,PATIENCE&GRACE』
フー・ファイターズ / エコーズ,サイレンス,ペイシェンス・アンド・グレイス

FF
レーベル:BMG JAPAN
品番:BVCP-21552
販売価格:¥2,548(tax in)
発売日:2007年09月26日発売

収録曲
1 The Pretender
2 Let It Die
3 Erase/Replace
4 Long Road To Ruin
5 Come Alive
6 Stranger Things Have Happened
7 Cheer Up, Boys (Your Make-Up Is Running)
8 Summers End
9 Ballad Of The Beaconsfield Miners
10 Statues
11 But, Honestly
12 Home


<関連リンク>
⇒FOO FIGHTERS GOODS
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⇒FOO FIGHTERS BMGjapan site

Posted by QURAYOSHI at 2008-04-18 16:16