「今回の作品であえて違う点を挙げるとすればそれは"ライブ感"だね。前回まではドラムマシンを駆使して音楽を作っていたんだけど。今回初めての試みとして生のドラムを叩いているんだ。より生のエネルギーを表現で出来るようにね。」

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今回待望の初来日を果たしたPINBACK。2005年に予定されていた初来日公演は無念のキャンセル…(Robソロでのアコースティック・ライヴは行われました)。10年以上のキャリアを持つのに初来日な訳ですから今回の来日を本当に待ち望んだ人も多かったでしょう。今回はメンバーのうちの1人ザックにインタビュー。これだけの音を作り上げているアーティストなのでストイックな方かと思いきや、話してみると陽気で非常に人として温かみのある良い人。ますますPINBACKが好きになってしまいました。

INTERVIEW:tani(PGS LIVE!)
PHOTO:栗原ちひろ(PGS LIVE!)

―今回PNBACKとして待望の初来日になるんですよね?
ザック:そうだね。

―前回はなぜこれなかったんですか?
ザック:長期ツアーの後だったので、自宅で休暇をとりたかったのもあるんだよ。ロブだけが来日したんだ。それでロブがソロプロジェクトを日本でパフォーマンスしたんだ。

―今日はロブが体調良くないそうだけど大丈夫?
ザック:多分。詳しくはわからないけどね。どっちかっていうと俺のほうが体調崩しやすいから僕の方を心配してね(笑)

―あはは(笑)日本で大阪、名古屋、東京と公演されたあとですが、手ごたえはありますか?
ザック:今のところうまくいってると思うよ。日本人の観客のみんなは控え目なのでリアクションが分かりにくいけど、楽しんでもらってると思うよ。

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―日本とアメリカのオーディエンスの違いってありますか?本国のお客さんはエネルギッシュに盛り上がると思うのですが?
ザック:国というか街によるんだよね。たとえば僕らのホームタウンのサンディエゴでは結構お客さんが控え目だし、この間行ったカナダ、バンクーバーではみんな踊りだしちゃって大騒ぎだったしね。アメリカの田舎の方の町だとあんまりアーティストがライブしに来たりするわけじゃないから凄い盛り上がるんだよね。

―あなたたちは活動をはじめて10年になりますが、10年間を振り返ってどうでしょうか?
ザック:10年も1つのバンドがこういう風に活動するっていうのはすごく珍しいことだよね。こうやって続けることができてすごく光栄だね。光栄って言葉を使うとちょっと胡散臭い感じがするかもしれないけど、でも本当に良かったと思うな。4枚のアルバムを出すことができたし。このまま順調にアルバムを出していくことが出来れば本当にいいと思うね!

―10年間続けられた秘訣ってありますか?
ザック:僕も違うプロジェクトに関わりながらやっているから、それがフレッシュでいられる秘訣なのかもね。ロブに関しては10バンド以上関わってたりするし、俺にに関してはもソロとバンドをやっていてね、PINBACK以前からthree mile pilotっていうバンドのプロジェクトを続けてきたことが秘訣になったんだと思うね。ちなみにthree mile pilotはTouch & Goから久々にアルバムだそうと思っているんだよ。

―それって相当久々になりますよね?
ザック:前作は94年に出したんだよね。あまっていた曲をコレクション的に発表したことはあったんだけどきちんとレコーディングしたものを発表するのは13,4年ぶりになるんじゃないのかな。

―去年ですが、3年ぶり4枚目のアルバムがでたのですが、今回も1曲を聴いた時点で「あ!PINBACKだな」ってわかる作品になってますが。制作していくうえで何かビジョンはあったんでしょうか?
ザック:特に2人ともコンセプトは決めないタイプなんだけど、今回の作品であえて違う点を挙げるとすればそれは"ライブ感"だね。前回まではドラムマシンを駆使して音楽を作っていたんだけど。今回初めての試みとして生のドラムを叩いているんだ。より生のエネルギーを表現で出来るようにね。だからすごいライブ感がでているんだよ。楽曲もアップテンポのものが多いね。

―楽曲はどのように制作してるんですか?どちらかが作ってくるんでしょうか?
ザック:曲によりけりだね。あらゆるパターンがあるから何かに限定させていきたくはないんだよ。たとえばロブが作ってきた曲を僕が変えることや、2人で座って演奏しながら作っていくパターンもあるし。ただある程度楽曲のアイデアが浮かんでから放置しておくことが多いんだよ。2か月とか、長い時だと2年間とか置いておいて、ある時その楽曲に手を加えることが多いね。

―それじゃあ苦労してできた曲も多いのでしょうか?
ザック:『Offcell』というEPに収録された『Grey Machine』という曲があるんだけど、この曲に関してはすごく苦労したね。でも出来上がった結果にはものすごく満足していて、苦労した甲斐があったなと思えたんだ。ある程度出来上がった所まではいったんだけどそれより先が思いつかなくてね。すごくフラストレーションが溜まったんだけど、数年後にアイデアが思いついて最終的にいい曲になった。楽曲の長さとしてはPINBACK史上最長の11分になったよ。

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―なるほど。ちなみに今回のアルバムで難産になった曲ってありますか?
ザック:今回はそういう問題はなかったね。ある程度のアイデアが浮かぶまでは大変だったけど、1度浮かんだらそれ以降はスムーズだったんだよ。だからこの曲は本当に苦労した!っていうのはないんだよね。

―個人的には2曲目のイントロとかがPINBACK節の中でも凄く衝撃だったんですけど、どちらかがリーダーシップを取ってアレンジしてたりするんですか?
ザック:2人でアレンジしているよ。どっちがリーダーシップとるということは本当にないんだ。2人が満足いくところまでとにかく話し合って色々作り直すんだよ。結構話し合いでやるあう事もあるけどそれはバンドとして当然だし、自分にアイデアが浮かぶ時もあるからね。

―今回のジャケットのアートワークにはアルバムに沿ったテーマがあったりすんでしょうか?
ザック:天使の秋っていうタイトルには沿っているんだ。でも僕は裏のアートワークの方が好きなんだよね実は(笑)これまでアートワークに関しては俺が全部コントロールしていたんだけど、今回のアルバムは初めて外部の人に頼んだものになったんだ。友人に頼んだんだよ。他にも友人のアーティストが書いたもので凄くいいものがあったんだけど。その辺のチョイスもすべて彼にゆだねたんだ。でも最終的には凄く満足しているよ。っていうのは自分もアーティストとして周りにつべこべ言われるよりある程度任せてほしいという気持ちがあるしね。だからやっぱり自分が頼むうえでその人のセンスは信じたいんだよね。

―今回はなぜザックがアートワークを手掛けなかったんですか?
ザック:新しいことがやりたかったんだよ。今まで3作品自分がやってきたけど、新しい方向から物事を見るのは凄くいいことだとも感じたしね。

―なるほど。
ザック:まぁ今回は外部の人に頼んだし…また自分でやってみたいな(笑)

―なるほど。最近ではアメリカのインディーバンドがUS TOP10に入ったりしますけど。そういうことについてはどう思いますか?
ザック:こういうアーティストが注目を集めることは凄くいいことだと思うよ。メディアに向けたアイドルとかみたいな酷い曲が売れている状況の中では良い傾向ではあるよね。

―日本の感想をお聞きしたいのですが。日本で好きな文化とか、場所はありますか?
ザック:今回はツアーで忙しかったからあまりオフの時間っていうのは無かったんだけど。空いた時間にぷらぷら歩いた感じではすごく日本の物ってかわいらしい物が多い気がするね。それに日本の人って凄く親切だよね。それがすごく素晴らしいと思うよ。日本に来てから見た物では面白いなと思うものが本当にたくさんあったよ。それにお昼に食べたマグロ丼もすごくおいしかったよ(笑)

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―あははは!(笑)
ザック:渋谷と代々木の間に滞在しているからその辺りを散歩したんだけど、凄くいい感じだったよ!

―それじゃあ最後に。今後の予定をお聞きしたいのですが。
ザック:実は、アメリカに戻ったらPINBACKの次の作品に取り掛かろうと思っているんだよ。それで来年の前半にはリリースしたいんだ。これは僕にとっては初めてのことなんだよ。今回のアルバムを作るのに3年かかったんだけど、音楽を囲むシーンや時代って変わってきているし。これまではマーケティングの問題でレーベルに出来上がったものを渡してリリースするまでに半年ぐらいかかったんだよ。それは雑誌なんかの媒体がレビューを書いてくれてある程度注目が高まったところで出していたからなんだけど、これだけインターネットが普及してメディアの形も変わってきているし。今回は出来上がったらすぐにリリースする予定だよ。もしいい作品だったらWEBでレビューもあがるだろうし。とにかく自分にとってフレッシュなうちに良い形で出したいっていう気持ちは凄くあるんだよね。

―なるほど、楽しみにしてます。今日はありがとうございました。
ザック:THANK YOU!!



今回サインを2枚頂きました。(サインはロブのも含め2人のサインを頂きました。)

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プレゼント応募はPGS会員の方優先とさせていただきます。
(応募と同時に会員になるのも可)
尚、当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。ご希望の方は住所・氏名・電話番号・希望商品(PINBACKサイン色紙)をご明記の上、下記応募フォームよりご応募下さい。締め切りは2008年5月15日まで。PGSへのリクエスト等ございましたら合わせてご記入下さい。

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<DISC>
「USインディー好きの絶大な支持を得ているPINBACKの待望の新作! 」

PINBACK / 『Autumn Of The Seraphs』
ピンバック / 『オータム・オブ・ザ・セラフス』

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レーベル:Traffic
品番:TRCP-17
販売価格:¥2,520(tax in)
発売日:2007年09月05日発売

01.From Nothing To Nowher
02.Barnes
03.Good to Sea
04.How We Breathe
05.Walters
06.Subbing For Eden
07.Devil You know
08.Blue Harvest
09.Torch
10.Bouquet
11.Off By 50
12.The Speed Of Dub ※

※日本盤ボーナス・トラック



<関連LINK>
⇒PINBACK Official site

⇒PINBACK Traffic site

Traffic

Posted by やわ夫 at 2008-04-07 22:59