Peter Doherty @ 2008/02/28 RHYTHM FACTORY (ロンドン)
イギリスからまたまたレポートが届いた。
日本では今のところ不可能な、ピート・ドハーティのライブです。現地の生レポートをお届けする!!
ガムテープの張られたギターでチューニングをする、その仕草、その姿が憎いほどに様になっていて、息を思わず飲み込んでしまった
TEXT&PHOTO:伊藤麻貴(LONDON PGS LIVE!特派員)そうだ!Peter Dohertyを見に行こう!と、何かのキャッチフレーズの様なのりで行って来ました、見てきました。Peterは先日アメリカの実業家のために1万5,000ポンド(約310万円)でプライベート・ギグを行ったが、今回はシークレット・ギグ(私が知っている時点で、シークレットではないか?)にも関わらず、20ポンド(約4000円)。ありがたや、ありがたや。
彼はこの4月に彼自身最大規模となるソロ・コンサートを、ここロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開く。そのチケット5,000枚は発売後20分以内に売り切れとNMEで報じられていたので、今回、小さなハコでしかも当日券で入れた私は相当運が良かった。
以前にも書いたが、ここロンドンの夜は遅い上に長い。Peteに辿り着くまで6つのバンドが前座を務めた。アルコール片手に珍しくも全てのバンドを見たのだが、今回の前座は全て外れなし!!!また面白いことに全てのバンドが、違う方向性の音楽で、飽きが来なく楽しめた。以下が今回前座で演奏したバンドである。興味のある人は是非チェックしてみて欲しい。
MELODY NELSON
THE KNOCK(彼等のライブレビューも以前書いているので、気になった人は目を通してもらいたい)
FAR FROM THE DANCE
DARLINGS OF THE SPLITSCREEN
RED ROOTS
夜が更けるにつれ、観客がじわじわとステージによってくる。水面下で場所取りの争いが巧妙に行われている(笑)。普段は結構のんびりなイギリス人も、この時ばかりは本気になるんだ…と妙に感心をしてしまった。そして深夜1時前、遂にPeter Dohertyがステージに登場!!いやーここまでの道のり、長かった…。Peterは以前見たときよりも少し痩せた様な気がしたが、そう思う間もなく、観客に潰される。
今回はソロだった訳だが、彼がステージに立つと、明らかに前座バンドとの存在感の違いが伝わってきた。本当に、彼はロンドンのアイコンのような存在なのだ。
ガムテープの張られたギターでチューニングをする、その仕草、その姿が憎いほどに様になっていて、息を思わず飲み込んでしまった。
1曲目から、自分の中のものを吐き出すかのようにPeterは歌った。観客が彼の登場によって最高潮に興奮していても、Peterは、まるで友達の前で歌うかのように実に自然に歌うのだ。私個人的には、Peterを前に興奮もしたのだが、同時に右の鼻穴にまだ新しい鼻血の痕があったのが気になって仕方がなかった…(何か悪いことしてきたのかしら、と一人妄想にふける)。
そしてライブ中盤、そろそろ折り返し地点、よーーーし後半戦だ!!と気合を入れなおしたら、いきなり曲の途中なのに、Peterが「あ、ちょっと用事あるんだった」とステージから去っていった…。
もしもーーし、どーーなってるんですかーーー。
しかし、こんなハプニングでも何故か笑いがこみ上げてくる。あー、これがPeter Dohertyか!と。正直彼が戻ってくることは期待していなかったが、奇跡的にもPeterは携帯を片手に戻ってきた(誉)。そして、おもむろに煙草に火をつけ、そのまま何事も無かったかのようにライブがスタート(ちなみに、ロンドンでは公共の場の室内での喫煙は禁止である)。ちくしょー格好いいなあ!!
観客の熱気に参って、途中で前線から離れ、オアシスを求めビールを買いに行くも、どこもかしこもある意味前線と変わりない盛り上がりを見せている。久しぶりにこんなに観客が熱狂的になっているライブを見た。
最後の曲は”Fuck Forever”で締め。完璧!!隣のおっさんと「○ァック、フォーエェーーバーー」叫び、その瞬間国境が無くなりました(笑)。
Peter Doherty-確かに彼は他のバンドマンと比べて群を抜いてギターがうまいわけでも、歌がうまいわけでもない。しかし彼は才能…というか非常に魅力溢れる人物であると、再確認した。
⇒MELODY NELSON
⇒THE KNOCK
⇒FAR FROM THE DANCE
⇒DARLINGS OF THE SPLITSCREEN
⇒RED ROOTS
⇒Babyshambles
