The Kills Interview@08/02/05 都内ホテル
「過去ではなく未来を見つめたロックンロールアルバムが作りたかったんだ。音楽を作るって言うのは自分にとって凄く感覚的にやっていることだからね。」
Alison "VV" Mosshart(アメリカ出身・美女)とJamie "Hotel" Hince
(イギリス出身・Lou Reedそっくりさん)から成る、イギリスを拠点に活躍する二人組The Kills。日本ではファーストアルバム発売後2003年に初来日、そしてSUMMER SONICへ出演、セカンドアルバム発売後はブルース・エクスプロージョンとのジャパンツアー等頻繁に日本でも話題を呼んでいたThe Killsであったが、新作のリリースが無かった事もあって日本ではずいぶん音沙汰無しな状況ではあった。しかし!そんなThe Killsが3月に待望の3年ぶりのニューアルバムを発売する!それに伴い緊急来日!&シークレットギグを決行!結成からの話し、初めてのツアーの話し、そしてプロデューサーのひとりにArmani XXXchange(Spankrock)を迎えて制作したと言われてる今回のアルバムの話しと色々とホテルに聞いてきました。
後日行われたシークレットギグのレポートは⇒こちら
INTERVIEW:tani(PGS LIVE!)
―今日はよろしくお願いします。日本では情報が少ないという事もあるので、失礼ですが、まずThe Killsの結成について聞かせてもらえますか?
ホテル:僕は当時、自分で小さいレーベルを始めていて、自分のベッドルームでそこからリリースするレコードを作っていたんだ。結構実験的なものだったんだけどね。アリソンはその時別のバンドをやっていてツアーしに来ていたんだけど、僕の住んでるアパートの下の階に泊りに来ていたんだ。それで彼女が「上の階から凄く変な音楽が聞こえる。」って凄く興味を持ってくれてね、窓の外で僕の音楽を聞いていたんだけど、僕にとっては凄く変な存在だったから「君そこで何してるの?」って話しかけたのがきっかけで知り合ったんだ。それで彼女のライブを見に行ったらバンド自体はそんなに凄くなかったんだけど、彼女は普段はおとなしいのにステージに立ったらもの凄い存在感で…まるでパティスミスを初めて見た時のような衝撃を感じたよ。そこで彼女と一緒に音楽をやりたいと思い始めたんだ。彼女に聞いてみるとそのバンドにはちょっと将来性が見えないということだったから、彼女を僕の部屋に呼んで色々な音楽を聴かせたんだ。彼女が聴いた事のなかったヴェルヴェットアンダーグラウンドや、僕の作った音楽をね。それで音楽を作り始めたのがきっかけなんだ。
―じゃあ最初からメンバーは2人だったんですか?
ホテル:そうだよ。一応他の人を入れようかって話もあったんだけど…彼女と24時間曲を作るために一緒にいて。一週間、二週間、一ヶ月って時が経っても誰も適任がみつからなくてね。その間もどんどん2人で曲を書きあげていったんだ。その時点でもう曲を書く2人のプロセスも出来上がってしまっていたんだよ。そのままライブをやってみた時に初めて客観的に自分たちのサウンドを見つめ直す事ができて「なんだ別にもう他のメンバーなんて必要ないんだ」って気付いたんだよ。
―曲を書くときの特定のプロセスはあるんですか?どちらかが曲を作ってくるのか、それともセッションして曲をつくるのでしょうか?
ホテル:これといって決まっているわけじゃないんだ。本当に色々な方法があるんだけど、例えばアリソンは1日に10曲作ってくる事もあるんだけど、そのほとんどは対したものじゃなかったりするしね(笑)。でもその中でこれいいはいいなって思ったものに僕が手を加えたりすることもあるね。でも、アルバムの5曲目『Last Day Of Magic』は僕が全部作ったし、片方が書いたものもあれば最初から2人で作ったものもあるし、どちらかが作ったものにもう1人が手を加える事もあるよ。とにかく決まった方法はないね。
―新しいアルバムについてお聞きします。完成してどのように感じていますか?
ホテル:自分としては完成した後に、自分の口からこういうアルバムができたって説明するより聞いた人が判断してくれれば良いと思う。完成した時点で僕の仕事はもう終わっていると思うしね。でも、他の人からの反応を聞くって言うのは未だに慣れないね.自分で「この作品はどういう作品だ。」って事を伝えると言うのはちょっと難しいけど。「こういうアルバムが作りたかった。」ということを説明するならば、過去ではなく未来を見つめたロックンロールアルバムが作りたかったんだ。音楽を作るって言うのは自分にとって凄く感覚的にやっていることだからね。他人にどうなの?こうなの?って聞かれる事にちょっと戸惑いは感じるな。
―プロデュース面では何か変化はありましたか?
ホテル:今回はプロデューサーとがっちり手を組んで作業している訳じゃないんだ、最初のプロデューサーは3日でクビにしたしね。だから極力自分たちでプロデュースとレコーディングをしたんだけど、最後にスパンクロックのアレックスにエディティングとかの音の処理をしてもらったんだ。今まではメンバー2人だけで凄く閉鎖的にレコーディングしていたんだけど、今回はあえて外部の人に来てもらう事でその人に評価してもらってもいいかなって気持ちがあったんだよね。
―アレックスが参加する事で1番変化した部分ってなんですか?
ホテル:彼が来る事で印象が変わった曲もいくつかあるね。特に8曲目の『Mexico』なんかは彼に自由にしていいって感じで任せたんだ。そうしたら元々勢い重視のパンクロックだったのが彼のリミックスによってより彼等しく混沌としたアレンジになったんだ。彼はこのアルバムを聴いて核となるサウンドはギターだと判断して、それを引き立たせるためにドラムの音なんかの処理をしてくれたから、全体的な印象が変化したね。
―影響を受けたバンドについて教えてください。
ホテル:PJ Harveyは凄く好きだね。Fugaziもすきだし、Rolling StonesやThe Whoも好きだよ。あとSuicideも好きだね。とにかく色々な音楽が好きだから本当に沢山の音楽を聴いたね。最近のものだとそこまで好きなものはないんだけどClipseの『Hell Hath No Fury』というアルバムの『Hello New World』という曲のメロディーはすばらしかった。
―日本も含めて色々な国でツアーしていますが、その中でも印象に残っているツアーってありますか?
ホテル:1番思い出深いのは初めてのアメリカツアーだね。その時はまだ本当にバンドが駆け出しの頃でイギリスで3本くらいしかライブをやってないにもかかわらずプレスに注目されてね。それが嫌だったからアメリカに逃げたんだ。だけどその時はマネージメントもいなくて、レコードレーベルもなくて2人きりで車に乗って、2人きりでツアーして、自分たちでブッキングして…まさに2人だけのロードトリップだったんだよ。車の中で寝泊まりしたり、他にも色々事件があったりとにかく1番思い出深いね。あとはPrimal Screamとのツアーだね。彼等とも凄く仲良くなれた。僕は彼等の新しいアルバムにギターで参加しているんだけどもの凄く良い作品だよ。
―ちなみに初ツアーではどんな事件があったんですか?
ホテル:ソルトレイクシティに移動していた時にタイヤがパンクしちゃったんだけど。1番近くにあったのがグリーンリバーという町だったんだ。そこはヘルスエンジェルスが仕切っている町だったんだよ。最初はよそ者扱いされていたんだけど、一緒に飲んでいるうちに意気投合して10日間くらい居座ってしまったんだよ。予定していたライブを全部キャンセルしてね(笑)。あとは、アメリカの法律を良く知らなかった時、スピード違反で警察に追いかけられたんだけどトウモロコシ畑に突っ込んで逃げたんだよ。結局捕まって牢屋に入ったけどね。とにかく2人での壮絶なロードトリップだったんだよ。
―最後の質問になってしまいますが、日本の好きな文化ってありますか?
ホテル:イギリスとは全くちがうよね。イギリス、ロンドン、ニューヨークにある冷めた感じが日本にはなくて人も皆ポジティブだし礼儀正しいよ。伝統を重んじながら近代的なものを見ているっていうバランス感覚も好きだし。本当に日本人のアティテュードは凄く好きだね。音楽に対しても非常にオープンだし純粋に音楽を聴いている気がする。取材をしていても日本の取材はレベルが高いと思うよ。
―今日はありがとうございました。
今回サイン色紙1枚とサイン入りステッカーを2枚頂きました。
(サインはヴィヴィも含めメンバー2人のサイン頂きました。)
プレゼント応募はPGS会員の方優先とさせていただきます。
(応募と同時に会員になるのも可)
尚、当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。ご希望の方は住所・氏名・電話番号・希望商品(The Killsサイン)をご明記の上、下記応募フォームよりご応募下さい。締め切りは2008年4月20日まで。PGSへのリクエスト等ございましたら合わせてご記入下さい。
※色紙、ステッカーどちらが当選するかは発送をもってかえさせていただきます)
⇒応募フォームはこちらから !!
⇒まだ会員になってない方は今すぐ登録!
<DISC>
『The Kills約3年ぶりのニュー・アルバム!』
The Kills/『Midnight Boom』
品番:HSE10062
販売価格:¥2,490 (tax in)
発売日:2008年03月12日発売
-Track List-
1. U.R.A Fever
2. Cheap and Cheerful
3. Tape Song
4. Getting Down
5. Last Day of Magic
6. Hook and Line
7. Black Balloon
8. M.E.X.I.C.O.C.U.
9. Sour Cherry
10. Alphabet Pony
11. What New York Used
12. Goodnight Bad
関連LINK
THE KILLS MySpace
Hostessサイト
The Kills@2008/02/09 六本木YELLOWライブレポート
