My Brightest Diamond Interview @08/01/23都内カフェ
「Tom Waits の "Alice"に Bjorkの "Vespertine" を足してPeter Gabriel をかけたような感じ (笑)」
「今回Sufjan Stevensのオープニングで日本で初めてその歌声を披露したMy Brightest Diamond(=Shara Worden)。インディーロックにオペラが馬乗りしたようなダークな1stアルバムは各メディアでも好評でしたが、ここ日本ではまだまだ情報の少ない彼女に喫茶店でインタビューしてきました。Freak Out!」
1/22に行われた渋谷CLUB QUATTROでのライブレポートは⇒こちら
Interviewer : おでん刑事
Photo : tani(PGS LIVE!)
--昨日は素晴らしいショウでした ! My Brightest Diamondとして初めての日本ツアーですが個人としても日本は初めてですか?
Shara : うん。
--日本の感想は?
Shara : すごく好き。今日明治神宮に行ってきたんだけど雪化粧した景色は涙出るくらい感動したわ。
昨日も大阪から新幹線で移動してきたんだけど地方の風景はすごく綺麗で。。。
でもそれと同時におもちゃ屋さんとか特にファッションとかアメリカにないようなクリエイティブなものが多くて。みんなディテールにもこだわってて NY と比べても本当に一人一人が洋服で自分を表現してるって感じがするの。
--2006年にリリースされた 1st アルバム"Bring Me the Workhorse"は僕も大好きなアルバムで、色んなメディアでもすごく好評でしたよね。でもここ日本ではあなたはまだそれほど知られてなくて、ましてや言葉が通じない国なので昨日のステージも大変だったんじゃないかと思うのですが。
Shara : うん、でも初めてのオーディエンスの前っていうよりも、
まずはちゃんとしたサウンドが出せるかっていう心配が先にあったの。
もちろん言葉の通じない国だからある程度難しさはあるよね。
英語がわかれば歌詞の先にあるアメリカの文化的背景やメタファーとかも伝わるし。。。
でも音楽ってそれだけじゃない。特に声で表現できる部分って大きいと思うの。
例えば日本では曲と曲の間すごく静かになるけど、オーディエンスが受けて返すっていうより、
受ける方、聴く方に集中してるなら、じゃあこっちはもっともっと伝えてみようって思うの。
そうすれば恐怖感みたいなものはどっかへ行ってしまうわ(笑)
--今までオペラとかクラシック等の勉強をされてきたそうですが
簡単に経歴について教えていただけますか?
Shara : うちは音楽好きの家族で子供の頃からピアノをやってて、中学高校ではクラシックの合唱団にも入ってたの。その頃から家では R&B やヒップホップを聴いてた。大学でオペラを勉強してたんだけど、ちょうどその頃にギターを始めた。クラシックも好きだったしポップも好きだったしどちらに進むか決めかねてたところがあったのね。
オペラを聴かなくなったのはここ 4,5 年かな。
--昨年リミックスアルバムがリリースされましたが、他人に自分の曲をリミックスされるのはどんな気分?
Shara : リミックスはとても気にいってるわ。もともとジャンルにこだわるのは好きじゃなかったし、
1stアルバムはいわゆるロックぽい作りだけど根幹はロックの要素じゃなくてあくまで自分の声と曲、
それさえあればどういう形でも表現できると思ってる。 DJ は自分で選んだんだけどみんなそれぞれの解釈で自分の良さを引き出してくれてすごく良かったと思う。
--個人的にはあなたの声とエレクトロミュージックって非常に相性がいいと思うのですが。
例えば"Rock n Roll Will Never Die"( アルバム未収録 )とか最高ですね(笑)
Shara : あははははは(笑) あれを作ったときの私の機材はしょぼかったんだけど(笑)
2時間ぐらいでできちゃったわ。でもすごく楽しかった。
普段はメロディを追っていくように歌うことが多いけどあの曲はリズムに重点をおいてるし。
--2ndアルバムはどんなアルバムになるんでしょう?
Shara : う〜ん、 Tom Waitsの "Alice" に Bjorkの "Vespertine" を足して Peter Gabrielをかけたような感じ(笑)
--Sufjan Stevensとは共通の知人を通じて知り合ったそうですね。
Shara : うん、友達が企画した何でもありみたいなライブに二人とも出てたの。
そこで彼はソロアコースティックセットやってたんだけどほんとに静かな曲をすごく小さい音でやってて。
へ〜、こんなスタイルがあるんだって感心したの。で、ライブが終わったあとにレコーディングやパフォーマンスについて話が弾んでそれ以来の付き合いね。
--その Sufjan Stevensを一言で表すならば?
Shara : ははは, "Friend" (笑)
--今のSufjan のツアーメンバーはあなたに加えてSt. Vincent(Annie Clark) も参加しててとても豪華ですよね。昨日の東京のショウで長いツアーが一区切りしたと思うんですけどツアーは楽しいですか?それとも辛い?
Shara : このツアーは本当に楽しかった。ふつう仲のいい友達同士だったとしてもツアーっていうのは
音楽を中心にして回るから時々面倒なことも起きるものだけれど、今回のメンバーは本当にお互いを
ミュージシャンとして尊敬してたの。もちろんSufjanはやりたいことが沢山あって
彼がコントロールしてる部分は大きいけれど彼自身が本当に魅力的で楽しい人だし
他のメンバーもそうだし、本当に楽しかった。
--Tim FiteやThe Decemberistsといったアーティストともツアーしたそうですね。
Shara : DeVotchKa , Rasputina, それからThe Nationalも! 前座なら任せて!!(笑)
Tim Fiteは複雑だけどかわいいところもある人。ヒップホップ、フォーク、サーカスなんかの要素を
ミックスしてすごく深みがあるものを表現しようとしてるの。
--では最後の質問です。もし架空のパーティーがあったなら誰を招待したいですか?
故人でも選べるとして。
Shara : あ〜、ゴッホ、ダイアン・アーバス。。。マザー・テレサ(笑)、それからドビュッシーかな。
----今日はどうもありがとうございました。
Shara : どうもありがとう !
<関連LINK>
⇒My Brightest Diamond Official site
