かつてザ・ダムドやエルヴィス・コステロらの初期重要作品を世界に送り出した老舗のパンク・レーベルSTIFF RECORDSからデビューし、今年のサマソニでも来日した話題のバンド、The Enemyの初単独ライブ・ツアーの東京公演が12月10日、恵比寿リキッド・ルームで行なわれた。

photo by Teppei Kishida

前日には新木場スタジオ・コーストで行なわれたBRITISH ANTHEMSでも見事トリを努めた彼ら、この日のライブもすし詰め状態で既にハイになっているオーディエンスに大歓声で迎えられ、“Away From Here”でスタート。
のっけからサビでは大合唱が起こり、続く“40 Days And 40 Nights”も同じくハンズアップ&ジャンプで会場が揺れる。
彼らの曲はハードなものでもキャッチーなサビがあり、どの曲も耳に残り一緒に歌ってしまいたくなるようなものが多い。オーディエンスの声もあってか、CDで聴くよりもメロディーが一層際立って聴こえる。ボーカルのトムもこのテの新人バンドにしては歌が巧く、『アークティック~のアレックスとオアシスのリアムを足して割ったような…』とよく例えられているように、ギターを抱えて早口に叫ぶ様はアレックス、そしてMCや歩き方、時折腕を後ろに回して歌う立ち振る舞いは確かにリアムを髣髴とさせるものがある。

photo by Teppei Kishida

曲間にほとんどMCを挟まずアッパーなナンバーが次々と披露され、途中ベースのアンディがローディに楽器を渡し客席にダイブ!前日も見せたパフォーマンスだが会場をさらに沸かせる。

中盤、トムがギターをアコースティックにチェンジしアルバムのタイトル・ナンバーである“We'll Live And Die In These Towns ”を歌い上げると、熱狂の嵐だったオーディエンスもこのシリアスなバラードに喝采、サポート・メンバーを紹介した後“This Song ”へと続き再びテレキャスターに持ち替えると、ラジオでもヘビロテ中のナンバー、“It's Not OK ”で盛り上がり本編を終了。

アンコールはデビュー・アルバムの中でもひときわキャッチーな“Happy Birthday Jane”と、ラストは“You're Not Alone ”でどちらも会場全体でサビを大合唱、「Thank You Tokyo,See You Soon!」と言い残し去っていった。

振り返ってみれば時間にしてわずか1時間足らず、まだ演奏は粗く勢いと若さで乗り切ってしまう感じもあったが、オーディエンスの盛り上がりも含めライブの濃密さは新人とは思えないパワーがあり、これからのブレイクを存分に予感させる一晩だった。ツアーを経て更に成長した彼らの次回作と来日に早くも期待大!

-set list-
1.Away From Here
2.40 Days And 40 Nights
3.Pressure
4.Technodanceaphobic
5.Had Enough
6.fear killed The Youth Of Our Nation
7.Aggro
8.shed a tear
9.We'll Live And Die In These Towns
10.This Song
11.It's Not OK
-encore-
1.Happy Birthday Jane
2.You're Not Alone


<DISC>

The Enemy/ 『We Will Live and Die in These Towns』


レーベル:ワーナー・ミュージックジャパン
品番:WPCR-12668
販売価格:¥1,980(tax in)<期間限定スペシャル・プライス>
発売日:2007年7月11日発売

01. アグロ
02. アウェイ・フロム・ヒア
03. プレッシャー
04. ハド・イナフ
05. ウィル・リヴ・アンド・ダイ・ジーズ・タウンズ
06. ユーアー・ノット・アローン
07. イッツ・ノット・オーケー
08. テクノダンサフォビック
09. 40デイズ&40ナイツ
10. ディス・ソング
11. ハッピー・バースデー・ジェーン
12. フィア・キルド・ザ・ユース・オブ・アワ・ネイション (* Bonus Track)
13. ダンシング・オール・ナイト (* Bonus Track)



<関連LINK>
⇒The Enemyインタビューはこちら
⇒The Enemy公式サイト
⇒The Enemy myspace

Posted by QURAYOSHI at 2007-12-13 14:40