PGS LIVE!LONDON特派員から現地の生リポート!

その声、ずる過ぎる!!

07120601

〈メンバー:左→右〉
John (drums)
Baz (bass)
Toby (vocals, guitar)
Jim (synths)
Sam (vocals, guitar, synths)

数え切れないほどのバンドがひしめき合う都市、ここロンドンで、私が今とっても好きなバンド、それがThe Knockだ。こっちに来てから、何度か彼等のステージを見たが、毎回こっちがうれしくなる程の素敵なライブを見せてくれるのだ。そして、このThe Knockは、かのクリエイション・レコードを創設したAlan McGeeも注目しているバンドなのである。
Alan McGeeは「The Knock will be big - what the fuck is up with the majors, they should have signed them months ago...」と語り、彼がこのバンドについて期待していることが分かる。
LIVE当日……
とにかくロンドンの夜は遅い。会場に入ると、あれ…まだ始まっていない。まぁ、ビールでも呑みながら、ここのパブをしばし堪能。ロンドンでは、小さなステージだとパブの一角や、別の階に設置されていることが多く、ここLark In The Parkも同じようにパブの一角にステージがある。ちなみに同じステージではデビュー前のThe Libertinesもプレイをしていた事もある新人には馴染みのあるパブなのだ。

10時半過ぎ、ようやく目当てのThe Knockがプレイ!!
何度見ても、少しだけ垢抜けないんです、このバンド。でもそれも魅力の一つな訳ですが…。いやーーしっかし、場所が場所だけに、お客さんいませんねー(笑)。
勿論アジア人なんて皆無でした。パブなので勿論柵なんてありません。真ん中で見てやりました。いや、客の多い少ないはともかく、ライブです!

「Hello, we are the knock!」とお決まりな感じでライブが始まったと思ったら、いきなりSamが「アゥ!」と叫びだし1曲目の”Strike A Light”が始まる。アルコールでいい気分の客たちも、テンションが上がり。
3曲目にして私の大好きな”Lift Me Up”を演奏し、久しぶりにうれしさで鳥肌が立つ。まだまだ演奏は荒くざらついているが、バンドとしてのクオリティーは非常に高い。メンバー一人一人が自分の音を主張しているのだが、何故か不思議と一つにまとまっているのである。これが…バンドか…と改めて開眼した。

個人的に注目して欲しいのは、VoのTobyの声である。彼の声の伸びには、毎度の事ながらノックアウトされる。いや正に鼻血ものなのである。

「ちっきしょーーずりーーよ!」その声。ずる過ぎる!!

女の私以上に高く、美しい声を出す彼に嫉妬すら感じました(笑)。
ライブの初めの方は、カウンターに座っていた客も、ライブが進むにつれ彼等の魅力に捕らわれ自然とステージの近くに集まる。そこで、勢いのある” Take A Step Back”!!これは音に寄りかかれる感じの曲で聴いてても一緒に歌っててもとっても気持ちいいのだ。
最後は”While You Sleep”から”Talk”で締め。完璧です。もう駄目だ、有名無名なんて関係なく、The Knockが好き過ぎます。

おそらく、日本での彼等の認知度はほぼゼロであろう。しかし、是非ともThe Knockの曲を聴いてもらいたい(ここのサイトより、無料で曲がダウンロード出来る:http://www.indiestore.com/theknock)。正直好き嫌いが別れるかもしれないが、一度はまったら中毒性があるのも事実である。狭いステージから流れ出る無限の音は、彼らの可能性を表現していました。

TEXT:Maki ITO



<関連LINK>
⇒Band Website
⇒My Space:http

Posted by takamoto at 2007-12-06 20:00