「今振り返って考えてみると今までの5枚のアルバムのいい面を拡張させたようなアルバムだと思う」

STEREOPHONICStop1
(L to R)ハヴィエ(Ds) / ケリー(Vo/G) / リチャード(B)



「イギリスが最も愛し続ける正統派ロック・バンド ステレオフォニックスが2年ぶりとなる新作『Pull The Pin』を10/10にリリースする。V2レコーズの第1弾アイーティスとしてデビューしてから早10年。セカンドアルバム以降、アルバム全作品が全英1位。今やイギリスが最も愛し続けるロックバンドSTEREOPHONICSの6thアルバムの登場だ。メンバーがインタビューで語るようにバンド史上最高作品ではないだろうか。」


----久しぶりの来日ですね。
リチャード:そうだね。ありがとう。
ケリー:久しぶりに戻って来られて嬉しいよ。また呼んでくれてありがとう。

----もうすぐニュー・アルバムがリリースされますが、心境は?
ケリー:すごくいいよ。いいアルバムだと思う。レコーディング中もスタジオの中がすごくいい雰囲気だったしね。ほとんど苦労なく作れたよ。ソング・ライティングも含めて。何曲かは前回のツアー中に書いた物で、その他の何曲かはスタジオの中で書いた物。楽しい気分の時に気が乗ったから書いてみようかなって感じでね、結果出来る限りの物が出来上がったと思うね。手応えはいいよ。

----どんなアルバムになってますか?
ケリー:どんなアルバム?・・・今振り返って考えてみると今までの5枚のアルバムのいい面を拡張させたようなアルバムだと思う。それぞれのアルバムが持っていた個性を更にブレンドしたような。サウンドもビッグだし、曲も壮大でサビも華やかで、強力なメロディーも多い。後はなんだろうね。
リチャード:バンドのエナジーをしっかり捕らえてるアルバムだよ。あの時のバンドをそのまま伝えられる、そしてそれが自分達にとっても心地よいもので、とても自信が持てる作品になった。

----アルバムタイトルの由来は?
ケリー:プル・ザ・ピンていうタイトルはアルバムタイトルの候補の中でもいちばん最後に思いついたタイトルで、って言ってもそんなに候補があった訳じゃないんだけどね。少ない中の最後の1つ。そんなに思いつかないものでさ(笑)。
リチャード:そうだね(笑)。
ケリー:アルバムをどう表現したらいいのかよく解らないんだよね。
リチャード:前作の時もそうだったけど(笑)
ケリー:プル・ザ・ピンていうのは僕達が若かった頃に内輪で流行った口癖みたいな物で、このアルバム最高、超楽しい!みたいな意味なんだ。今回僕達がアルバムを制作していた間の感覚にすごく近いものがあるなって思ってね、なにしろこの4-5年間は浮き沈みが色々とあって、バンド・メンバーに関してもそうなんだけど。ツアーから戻って来たらビジネス的な面を処理しなきゃいけなかったり、なんかずっと落ち着かなかったからね。そんな状態から完全に音楽を作る事に専念出来る環境に戻れたのが純粋に嬉しかったんだ。

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----アルバム制作は楽しかったようですが今回はセルフ・プロデュースになってますよね。プロデュースで最も重点を置いたのはどんな部分でしたか?
ケリー:まずは元の状態に戻る事を考えてた。正直言うとこういう場で話すよりもアルバムの中に僕達の気持ちがしっかりと刻まれてると思うんだよね。今回はエンジニアであるジム・ロウと初めて一緒に仕事をしたんだけど非常に有能なエンジニアで仕事もしやすかった。とにかく仕事が早いしね。彼の事をプロデューサーと呼ぶ人もいるかも知れないし、その解釈は任せるけど僕としては彼はエンジニアとして参加してくれたと思ってる。なんていうかプロデューサーとの間に板挟みになった気分ではなかったからね。でも彼のアイディアが良ければもちろん実践してたし。その方がスムーズに行く事も多いんだよ。外部からの視点があった方がね。例えサウンドに対する明確なビジョンがあったとしても。バンドとしてもすごくいい雰囲気で出来たし、スタジオ内がいい雰囲気で作業が出来た。彼はいいエンジニアだよ。そして僕もね(笑)。だから今後も何か支障が起きない限りはこの体勢でやっていくと思う。

----今までのアルバム、特に前作と比べるとどんな部分が違いますか?
ケリー:うーんと、エナジーに関しては共通してると思うな。だけど以前よりも自信が持てたし、ライブで映える曲が多いと思う。バンドとしての結束も以前よりずっと強くなったし。それと楽曲的に出来がいいと思う。それは曲のストラクチャーとか根本的な部分で。でもサウンドはトラッシーでガレージっぽい作りになってるんだ。

----アルバムの中でお気に入りの曲は?
ケリー:好きなのはいちばん最後の曲”Drawing”。すごくエモーショナルだしステージでプレイするのも楽しい曲だから。もうこれしかないって気分になるんだ。
リチャード:僕は2曲目の”Pass The Buck”だね。パンキーだし。ピクシーズとかあの辺りからインスパイアされた曲なんだけど。
ハヴィエ:それと” Soldiers Make Good Targets”も外せないかな。全体のヴァイブ、エナジーがいいと思う。アルバムのオープニングにピッタリの曲だと思う。

----シングル・トラックの”It Means Nothing”は素晴らしいメロディが特徴ですが。
ケリー:”It Means Nothing”は今回のアルバムの中でもいちばん最初に書き上がった曲で、確かドイツで書いた曲だったと思う。ロンドンでの電車爆破テロがあったすぐ後くらいかな。でもこの曲は政治的な曲とかテロについてではなくてもっとなんていうか、あの事件に対する人々の反応やその後の人生に焦点を当ててるんだ。歌詞の中にも隠喩が出てくるけど、爆弾を仕掛けられてもそのレールを踏み越えて自分の人生をみんな歩んでいくんだっていう、そういう危機的状況になって逃げ回ったりする事もあっても、そういう時に人間は人生の重みを実感するんだろうし、自分の大切な人に朝起きて挨拶出来るのはとても幸せな事なんだって気がつくんだよ。その大切な人がある日家に帰ってこなくなる。その時にどれだけ大切だったか改めて知ることになる。そういう曲なんだ。

----アートワークは?
ケリー:あの写真は・・・最初はアートワークの方向性をどうしようか中々決められなくて悩んだんだ。クラシックな感じっていうのだけは考えてたんだけどね、ロキシー・ミュージックとか、印象的なアートワークを作って来てるじゃない?でも中々見つからなくて、それで前作のアートワークをお願いしたグレアムに相談したんだ。そうしたら色んな写真を見せてくれて、その中の舌が唇から出てる写真、Face誌に載ってたんだけどグラハム・ラウンウェイトっていう写真家の写真が目に留まって、気に入ったからそのカメラマンとミーティングしたんだ。そこで唇からピンが出てるようなイメージのアートワークにしたいって説明してね、最初は歯じゃなくて舌を出したような感じにしたかったんだけどそれはイマイチうまくいかなくて。撮影自体結構難しい物で、女の子2人を黒く塗って唇だけ浮かび上がるようにして、それで写真を撮るとああいう感じになるんだ。

----これから待望のツアーを控えていますがどんなショウになりそうですか?
ケリー:時々自分でも振り返る事を忘れていたり、それこそ僕達のファン・ベースに対しての感謝の気持ちが欠けていたりすると感じる事がある。でもツアーを前にしてセットリストを考えたりすると、この曲がいいとか、みんなこの曲が聴きたいだろうなとか考えながら決めるんだよね。だから次のツアーではしばらくやってなかった曲も久しぶりにプレイするつもりだし、みんなが聴きたいと思うような構成にしたいと思ってるよ。初期の頃の曲もきっと、今プレイしたら全然違う雰囲気に感じるかもしれないね。もちろん新作からも沢山やるつもりだけど。6枚のアルバムのカタログからいいバランスで選んだセットリストになると思う。
リチャード:それにツアーの時はツアー・メンバーとしてもう1人ギタリストが入る予定になってるから、更にエナジェティックなステージになると思うよ。ギター・パートも色々といじれるからアルバムとはまた違った雰囲気にもなるだろうし、既にヨーロッパでは何本かショウをやったんだけどすごくエナジェティックなショウになったよ。だから来年また日本に戻ってくるのが楽しみなんだ。
ケリー:それに照明も前回のツアーと同じクルーでやってるから、既にいくつかアイディアを投げてあるんだ。

----デビュー・アルバムをリリースしてから既に何年も経っていますが、今までを振り返ってどう思いますか?
リチャード:「色々」山あり谷ありだったね(笑)。山も谷もあって角もあって(笑)
ケリー:そうそう。
リチャード:ジェットコースターに乗ってるみたいな感じだね。いい時もあれば悪い時もあれば楽しい時もあれば眠い時もあった。でも僕自身は何も変わってないと思う。
ケリー:そう、ずっとこのまんまだよね(笑)。

----過去の5枚のアルバムはいずれもチャートの上位に入ってますが、長年に渡って上位をキープしてきた秘訣は何だと思いますか?
ケリー:まずはファースト・アルバムを作った時の努力が発端になってると思う。小さなヴァンに乗ってツアーをして、レコード会社から車借りて、インタビューは1日20-30本受けるのが当たり前だった。大学の中だろうがボロいヴェニューだろうがプレイさせてくれる場所ならどこでもプレイした。そしてファン・ベースが大きくなって、バンドとともに成長して来た。そしてその後もいいアルバムを作って来た、と思いたい。ファン・ベースに感謝と敬意を払っていい曲を書き続けて来た。それ以外は全て偶然だろうね。シラフでも酔ってても痩せててもデブでも関係ないと思う。軸になる部分がブレないようにする。それがいちばん重要なんだと思う。だから今でも生き残ってるんじゃないかな。

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----それではイギリスの音楽シーンを過去10年振り返ってみてどう思いますか?
ケリー:あー、ロックだったね。
リチャード:未熟な部分もあったね。
ケリー:ギター・バンドをいくつも見て来たけどその中でレコード会社との契約がいろんな理由で更新されないバンドも沢山いた。リアリティTVが視聴率をとって、いろんなポップ・カルチャー的プロダクトが生まれて来た。新しいものが出ては消えての繰り返し。だけど総体的に見てイギリスではいい音楽が沢山出て来た時期だと思う。ダンス・ミュージックにしてもギター・バンド、ギター・ポップにしても。でもそのサイクルって長い目で見るといつも通りのサイクルなんだよね。音楽のトレンドっていうのは一定の期間で行ったり来たりするものだから。ギター・バンドがクールだって言われる時期もあるし、そういう時は僕達の出番だね(笑)。

----これから先の10年も楽しみですか?
ケリー:うん。
リチャード:これから先の10年も僕が彼を起こしてあげるんだろうね(笑)。
ケリー:そうかなぁ(笑)?
リチャード:なんだかんだ言ってそういう場面が多いよ(笑)。これからもポジティヴで高揚感のある生活をしていきたいね。

----とりあえず決まってるスケジュールは?
ケリー:まず、ドイツでちょっとしたツアーをする事になってる。その後少ししてからイギリスで大規模なショウを計画してる。それ以外は世界中をツアーして廻るよ。ワールド・ツアーが始まるね。

----最近お気に入りのバンドは?
ケリー:いいバンドがいくつも出て来てるよね。エネミーとクークスのアルバムはすごく良かったな。
リチャード:ブラック・レベル・モーター・サイクル・クラブの新作は良かったね。そんなにポップではないんだけど、多彩なアルバムで。今のイギリスのシーンには様々な要素を取り入れた多彩なバンドがたくさん出て来てるね。先週Vフェスティバルを観にいったんだけどカサビアン、ジェット、リリー・アレン、フー・ファイターズ、それぞれみんな違うんだけど色んなライブを楽しんで来たよ。ベイビー・シャンブルズとか。
ケリー:ポーティスヘッドやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンみたいにアルバムだけじゃなくて実際にライブを観るとすごく面白いと思うバンドもいるし。
リチャード:でもお金の匂いがするじゃない、再結成って。
ケリー:まぁそうだろうね(笑)。
リチャード:再結成するバンドって、再結成する理由はお金くらいしかないと思うよ。

----影響を受けたバンドやアーティストは?
ケリー:子供の頃は兄のレコード・コレクションをよく聴いてたよ。だけど今の若手のバンドが僕達のファースト・アルバムから聴いてたとか、リーフが好きだったとかそういう僕達が影響を与えて来た世代が出て来て僕達の音から影響を受けたバンドがまた新しい世代に影響を与えていく。音楽のリサイクルだよね。
リチャード:僕達は色んな音楽を聴いて来たんだ。だから影響源も多岐に渡ってるんだよ。
ハヴィエ:それにフェスティバルなんかに出ると他のバンドのライブを観る機会も出来るから、そこからインスパイアされることもあるよね。それが全く知らないバンドだったとしてもいい刺激になったりする。

----日本に来る時はいつも何をしてますか?
ケリー:買い物、食事、たまに飲みにいく。

----お気に入りのお店とかありますか?
ケリー:パークハイアットに行ってみた。映画「ロスト・イン・トランスレーション」の舞台になった所を観たかったからね。あれは新しい観光名所になってるね。
リチャード:うん。
ケリー:アビー・ロードに人がいっぱい集まるのと似てるよね。最初の4回の来日はほとんどうろうろしてるだけでいろんな店を発見して・・・。
リチャード:東急ハンズとか、いつもとりあえず行くよね(笑)。
ケリー:文房具とかステッカーとか買ったり。

----それでは一人ずつ、日本のファンにメッセージをお願いします。
リチャード:みんな元気?僕達の音楽を聴いてくれてありがとう。来年にはまた戻ってくるから楽しみにしててね。その時にはライブで楽しんでもらうつもりだよ。それまではニュー・アルバムPull The Pinを聴いて待っててね。
ケリー:それうまくまとまってるなぁ(笑)。
ハヴィエ:うん。
ケリー:えっと、僕はステレオフォニックスのケリー。日本に戻って来れて嬉しいよ。みんながニュー・アルバムを気に入ってくれたらいいなと思う。ライブの時は是非観に来てね。
ハヴィエ:日本のみんな元気?ステレオフォニックスのハヴィエだよ。僕達は日本に来られてとても嬉しいんだ。来年のライブはもっと楽しみだよ。来年の来日に向けて調整してるからみんな観に来てくれると嬉しいな。また会おう。

2007年8月 来日時インタビューより



<プレゼント>
サイン入りフォト2枚とSTEREOPHONICS最新Tシャツ(Mサイズ)を頂きました。
提供:V2レコード
ステレオフォニックスサイン
ステレオフォニックスTシャツ
TシャツMサイズ 着丈:約68cm 身幅:約51cm 肩幅:約44cm 袖丈:約21cm

プレゼント応募はPGS会員の方優先とさせていただきます。
(応募と同時に会員になるのも可)
尚、当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。ご希望の方は住所・氏名・電話番号・希望商品(STEREOPHONICSサイン入りフォトor STEREOPHONICS Tシャツ)をご明記の上、下記応募フォームよりご応募下さい。締め切り11月15日まで。

PGSへのリクエスト等ございましたら合わせてご記入下さい。

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STEREOPHONICS / 『Pull The Pin』
ステレオフォニックス /『プル・ザ・ピン』
Review005
レーベル:V2レコーズ
品番:V2CP-341
販売価格:¥2,520(tax in)
発売日:2007年10月10日発売



1. Soldiers
2. Pass The Buck
3. It Means Nothing
4. Bank Holiday
5. Daisy Lane
6. Stone
7. My Friends
8. I Could Lose Ya
9. Bright Red Star
10. Lady Luck
11. Crush
12. Drowning 
+日本盤のみボーナス・トラック(予定)。


<GOODS>(詳細は画像をクリック!)



STEREOPHONICS / RED RAGLAN/レッド 税込価格¥3,675 
 


  
STEREOPHONICS / 3D DISTRESSED LOGO/オリーブ 税込価格¥3,675 

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STEREOPHONICS JAPAN TOUR 2008

【名古屋】2008/2/5(火) 名古屋クラブクアトロ
open18:00/start19:00/¥6,500(税込/オールスタンディング/1ドリンク付)
一般プレイガイド発売:調整中・・・ぴあ、ローソン、CN、イープラス    
主催:調整中
<問>名古屋クラブクアトロ052-264-8211
【大阪】2008/2/6(水) 心斎橋クラブクアトロ
open18:00/start19:00/¥6,500(税込/オールスタンディング/1ドリンク付)

一般プレイガイド発売:調整中・・・ぴあ、ローソン、CN、イープラス    
主催:調整中
<問>心斎橋クラブクアトロ06-6281-8181

【東京】2008/2/8(金) SHIBUYA-AX
open18:00/start19:00/¥6,500(税込/オールスタンディング)
一般プレイガイド発売:11/24(土)・・・ぴあ、ローソン、CN、イープラス    
主催:調整中
<問>クリエイティブマン03-3462-6969

協力:V2 Records 企画・制作・招聘:クリエイティブマン