【 NOT JAZZ BUT PE’Z 】

PE’Z(2006/10/23)_1

どうも、PGS Live酔いどれレポーターのMOJA です。(ゲプッ!)
10月、3本目のライブレポートは 10/23に渋谷公会堂にて行われたPE’Zの茜ツアー!
僕自身、久しぶりの邦楽バンドのライブと言う事もあり、今まで「洋楽、洋楽….」
と思っている自分に「お前は日本人だろうが~!」と喝を入れるべく、身を引き締め….ワンカップ(日本酒よろしく)片手に会場に向かう事に….
会場に向かいながら「でも、俺PE’Zってまともに聴いた事が無いな~」と、ワンカッ
プをグビグビ…….

「はいはい、分かっていますよ。」

「PE’Zファンの方々には本当に申し訳ありませんが…..」と
渋谷公会堂に向かう、PE’Zファンらしき集団を見つけると、僕の脳裏には「モグリ
ですんません!…..勉強させてもらいます!」と無言の言い訳。

まぁ、こんな洋楽かぶれな僕でも、PE’Zの事は一応知っているんですよ……

初めて存在を知ったのが….結成間もない時に情熱大陸的な番組で、インディーJAZZ
バンドが路上でパフォーマンスを行い、人集りが出来る程、人気があるとか…..CMと
かに曲を提供している…..キーボードが東京事変の初期メンバーだったり…..ビート
たけし絶賛(?)とかね

「いいじゃない!こんな知識でライブ行っても!!」と、自分をなだめつつ自問自答
終了。
でも、ちょいジャズ好きな僕として、JAZZの名曲「A Night in Tunisia」とかも演奏してるらしく
30代のチョイワル中年としては、結構期待している上質のJAZZバンドなんですよね。
とは言っても、ファンの方々は「PE”ZはJAZZではない!」と言ってるみたいで
【 NOT JAZZ BUT PE’Z 】これが正しい表現らしい。
こればっかりは、生で聴いてみないと分からないので早速会場へ…..

「なに?このガラス張りのシャレた建物は?」
それもその筈、名前もC.C.Lemonホールに変わりリニューアルしたばっからしい。
正直、「C.C.Lemonって」って思ったけど、AXもヴィダーインゼリーだしな…環境が
良くなっているなら納得。
開演ギリギリに中に入り、会場内の綺麗さにビックリ!ライブハウスと言うよりか
「奇麗な劇場です」

席も完全に埋まっていて、勢いがあるのも頷けます。

PE’Z(2006/10/23)_2
ライブの方も(日本のJAZZ)からの1曲目、“用心棒“からスタート

黒澤明監督の用心棒のテーマ曲が,見事にJAZZに再構築されていて感心。

“鈴懸の径”“ ともだち”と、それぞれの担当楽器パートが、照明などの演出でク
ローズアップされ劇的なストーリーで観客を魅了。

4曲目“ソーラン節”では、伝統的な日本独自のリズムが妙にJAZZのアンサンブルに
合っていて、不思議な音に……

途中、MCが入り5曲目が“また会う日まで” おっ~!尾崎紀世彦じゃん!!

やっぱり、歌謡曲のメロディは日本人に馴染むわ~、美メロだな~!と浸っていると

吉幾三の“雪国”が……こっ、これも美メロです(笑)

この展開を冷静に考えてみると、「俺は何のライブに来ているのだろう?」「今日は
盆踊り大会じゃないよね」

的な考えが頭によぎるけど、この“雪国”もカッコいいんですよ!!

サビの部分では、各パートが荒々しく重なり合い、「吉幾三ボーカル無しにも、吉幾
三っぽいと言うか」

良く分からない感覚に陥る始末。

他には、ラテンのリズムな“銀座カンカン娘”など、日本のJAZZから9曲を演奏し
てMCへ

PE’Z(2006/10/23)_3
ここまで聴いて、PE'Zについて僕が思うに……

日本の音楽が世界に認められるようになる為には、既存の音楽ジャンルを模倣してい
ては認められない訳で

その国の特色が色濃く出た自国の民謡などを解析し、再構築する事により見つけられ
るオリジナリティ。

分かりやすく言うと、僕みたいな普通の音楽ファンがJAZZのライブハウスに行き、外人がJAZZを演っているとそれらしく聞こえる訳で、その次に日本人が演ってみると
すると、演奏力などは別にしても結局、模倣している様に見える。

その音楽を追う事は決して間違ってはいないのだけど、そこに日本のエッセンスが入っ
たら、どんな化学反応を起こるのか……
只でさえ、海外にも向けて発信しているPE’Zの音楽

そこで勝負する為に、何が必要なのか?
そんな事を考えて、あえてPE’Zは“日本のJAZZ“というアルバムを作ったのかな?
なんて、考えさせられました。

PE’Z(2006/10/23)_4
そんな、冷静な考えはMCで一気に吹き飛ぶ言葉が……

「ここに来たら、やる事あるよね?」

「オイッ~ス!!」
長さんだ~!! そうだドリフだ! 渋谷公会堂だった!!

ドリフ世代の僕にはたまらない!!ここで演っていたんだ~

「新しく改築されて、転換装置が無くなったのは残念」とメンバー

PE’Z(2006/10/23)_6
ここから、PE’Zオリジナルの曲メインで第二部スタート!!

一気に会場の空気が変わる!!

観客の目の色も変わり(前半はおとなしく乗ってはいたが)12曲目の“I’m a
slugger”ではステージ後ろに掛かっていたベルベットのカーテンが落ち、それを合図に照明がエラい事に…そして観客のエネルギーが一気に吹き出る!

これがPE’Zの本領!!と言わんばかりにメンバーのテンションも熱く、圧倒!

ここまで凄いパフォーマンスとは、全く思っていませんでした。

PE’Z(2006/10/23)_5
唯一知っている“Hale No Sola Sita ~`LA Yellow Samba~`”も聴けてご満悦!!

18曲目“夢ノエンアレ”で終了。

ホント、PE’Zには驚かされました。邦楽JAZZでもイキの良いバンドが居ると言う事。

【 NOT JAZZ BUT PE’Z 】

この言葉の意味も分かる気がします。

「JAZZというカテゴリーを追いかけている訳じゃない!だって、俺らPE’Zだぜ!!」

完全にファンになりました!CD買います!!そして次回ライブで踊りまくってやる!!

と、今回珍しくライブ中に酒を全く飲まなかったのが悔やまれるMOJAでした。

いかん、手が震えてきた……..

TEXT;MOJA(rockinbeats/mojanight) PHOTO;千葉亜津子

Posted by KISHIMOTO at 2006-11-07 12:31